◆更年期症状は病気じゃない
フラつきや頭痛、不安感やほてり…更年期の症状は様々ありますが、どれも辛いものばかりです。
不定愁訴と表現されたりもしますが、決して望ましいものではありません。
そもそも更年期とはなんでしょうか?
50歳の前後5年ほどを更年期といいます。
女性だけでなく男性にも現れます。
更年期症状は、加齢により脳が司令したホルモンの量を体が分泌できなくなってしまう為、脳が混乱してしまう為に体に不調が生じてしまいます。
◆更年期は人生の大切な通過点
ホルモンの分泌量が減ってしまうことによって不調を生じる時期が更年期、ホルモン分泌量が増えることによって生じる変化の時期を思春期といいます。
思春期は性成熟するために必要な通過点でした。
親に反発したり、先生に生意気を言ってみたり…
今思えば恥ずかしいような、申し訳ない様なそんな時期でした。
ですが、なんかイライラしていませんでしたか?
でも体の内側からエネルギーが湧き上がってくるのに、それをうまく表現できない不安とイライラ。
更年期はその反対です。
ホルモンの分泌量が減り、エネルギーが失われ、思った様に体のパフーマンスを発揮できなくなっていく不安とイライラ。
ホルモンの分泌量の増えすぎ、減り過ぎの違いはありますが、症状はほぼ同じです。
つまり「人」として新しいステージに立つための通過点なのです。
◆とはいえ、更年期症状はツラい!!
でも更年期症状はツラいです。
何より思春期の時と違って、体力もなくなっているし、なにより環境が違います。
思春期のころは「ツラい!」と寝ていても衣食住が親に確保されていましたが、今はそうは行きません。
誰も自分の世話をしてくれませんから。
年齢的にも環境的にも、自分の努力ではどうこうできない重大なイベントが突然降りかかってきたりもします。
自分のことで精一杯なのに、そんな突発イベントを発生されても…となって、さらに心が疲弊することもあります。
◆更年期は、人生の自由度の高さを知る時期でもある
思春期と違い、更年期は体力がありせん。
背負う責任も全然違います。
ですが、若い頃と違って自分の人生を自分の裁量で決めるチカラがあります。
人生の自由度は今の方が遥かに高いのです。
体がツラいのならば、それを改善させる方法を探して、行動する知識・経験、経済力があります。
若い頃よりも遥かに人生の自由度が高く、やる気さえあれば人生は若い頃よりも遥かに自由です。
更年期はこの気づきを与えてくれる、大切な時期であると私は思っています。
◆更年期の症状は、鍼灸治療で軽減することができます
更年期症状は、脳が求めるホルモン量を得られないことにより、ストレスホルモンを放出することによって生じています。
ストレスホルモンは血管を交感神経を昂らせ、血管収縮、心拍数増大等を引き起こします。
つまり「イライラした状態」を生み出しています。
つまり、「更年期症状=交感神経過剰」といえます。
ですから、鍼灸とマッサージで体に強制的に「気持ち良い!」と感じさせることによって、更年期症状を抑えることができます。
当院の治療はこの「気持ち良い」に重点を置いていますので、すぐに効果を感じていただけます。
ツラい症状でお悩みの場合はぜひお試しください。
◆更年期を楽しもう!
更年期は新たな人生のスタート地点です。
まだまだ先は長いです。
自分の機嫌を取る方法を会得して、人生の後半戦に挑む準備をしましょう!
