肌の“うるおい”は、筋肉がつくる

最近、肌が乾燥しやすくなった気がする
いくら化粧水を重ねても、浸透していかない感じがする
── そんな肌の変化に戸惑いを感じたことはありませんか?

年齢や季節の変化、生活習慣の影響など、肌の乾燥にはさまざまな要因があります。

一般的には「スキンケア」や「保湿」が真っ先に思い浮かびますが、 実はもう一つ、見逃されがちな“重要な要素”があります。

それが、「筋肉」です。

筋肉は、体の中で最も水分を蓄える“臓器”

筋肉と聞くと、「運動」「体力」「ダイエット」といったイメージを持たれる方が多いかもしれません。

しかし、筋肉は単に体を動かすための組織ではなく、体内の水分をたくわえる“貯水タンク”のような役割も果たしています。

人間の体の約60%は水分で構成されていますが、
その中で筋肉が蓄える水分量は非常に多く、
筋肉量が減ると、体全体の水分保持力も低下してしまう
のです。

つまり── 「肌の乾燥」は、単なる外的要因だけでなく、 “筋肉の減少”という内側の変化が影響している可能性もあるのです。

筋肉が肌にもたらす3つのメリット

肌のうるおいを保つうえで、筋肉が果たす役割は実に多彩です。
以下の3つの視点から、その働きを見ていきましょう。

1. 血流改善で、肌に栄養と水分を届ける

筋肉がつくと、体全体の血流がよくなります。
血流が良くなることで、肌細胞に必要な酸素や栄養、水分がしっかりと届くようになります。
これにより、肌のトーンが明るくなったり、乾燥やくすみが軽減されたりするのです。

2. 代謝の活性化で、ターンオーバーを整える

筋肉の増加は基礎代謝を高め、肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)もスムーズに整います。
古い角質が自然にはがれ落ち、新しい肌が育ちやすくなることで、 肌の水分保持機能そのものも正常に働くようになります。

3. マイオカインの分泌による修復サポート

筋肉から分泌される「マイオカイン」と呼ばれる物質には、抗炎症作用や細胞修復を助ける働きがあります。
このマイオカインが肌にポジティブな影響を与えることが、近年の研究でも明らかになってきました。

つまり、筋肉は肌にとっての“内側からのスキンケア”ともいえる存在なのです。

スキンケアとあわせて、内側からもうるおいを育てる

乾燥肌対策やエイジングケアを考えるとき、つい「何を塗るか」「どんな化粧品を使うか」に意識が向きがちです。
しかし、本当の意味で肌を潤わせたいなら、 “身体の内側からのアプローチ”も欠かせません。

特別なトレーニングや無理な筋トレは必要ありません。

・毎日の散歩
・階段を使う習慣
・軽いスクワットやストレッチ

といった、「今できる小さな運動」から始めてみましょう。
大切なのは、続けることです。

「最近、肌が乾くな」と感じたら、 スキンケアの見直しだけでなく、“筋肉という土台”にも目を向けてみてください。

それが、真の“うるおい美肌”への近道になるかもしれません。

 

当院のご案内


医院名 スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前
所在地 〒631-0022
奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階
TELL 070-8404-5297
受付時間 10:00〜23:00
休診日 不定休
診療項目 はり/灸/整体/小児はり
駐車場 有り(1台)
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