SNS型うつ 学生の症例

SNS型うつはどんなものか?

正式な病名ではありませんが、最近少しずつ冷えてきているようです。

インスタやX(旧Twitter)、フェイスブック等の華やかな世界をみることで
「自分はダメだ…」
「なんで世界は明るいのに自分は不幸なんだ…」
と感じることが多くなり、結果自己肯定感が下がってしまうというものです。

不幸になるとわかっているのに中毒性がある

自分の投稿に対して
「イイネ」
がつくと肯定感が上がる。

そのため、イイネがつかないと
「もっとイイネをもらいたい」
「もっと過激なものを投稿しないと」
とのめり込んで言ってしまうのです。

監視されているような気分になることもある

インスタやTikTok、BeReal等は、現在の場所を知らせる機能がついていたり、現在地を投稿することでフィードを増やせる等の機能があります。

学生などではクラスメイトで相互フォローし合っており、休みの日に現在地を投稿し合います。

当院に来た学生は
「SNSをやりたくないけど、やらないとダメな気がする」
という発言をしており、
「クラスに見張られている気がする。夜に通知が来ても返さないといけない」
という、強迫観念に囚われていました。

SNSを投稿しないといけないなどというルールなどないにも関わらず
「みんなでなんとなく」
という無言のルールが出来上がってしまい、自らそれに囚われていってしまっているのです。

不眠・不安・ヒステリー等の症状が出る

本件の患者は男の子でしたが、体全体が過度の緊張状態にあり
・夜眠れず、昼に強烈な眠気に襲われる
・漠然とした不安感が付きまとう
等の症状が出ていました。

また、親からの注意に対して過度の防御反応をみせ、暴言や物を投げつける等の行動も見られました。

鍼灸治療は心の緊張感も解くことができる

鍼灸治療は神経との戦いとも言われます。

それほどまでに東洋医学は自律神経と向き合ってきたのです。

今回の症例は明らかな交感神経の過緊張による物です。

マッサージを主体に体に強制的にリラックスを与えることで、交感神経をオフにし、副交感神経優位のカタチに持っていくことで、心身の緊張は一気に解けていきます。

一回の施術でかなり気持ちが緩んだのか、とても元気になったと親御さんから連絡をいただきました。

そして現在は部活を楽しんでおり、先日来院した際は
「もうインスタもLINEも消した。別に連絡取らんでも学校で喋ったらいいやん。」
とのことでした。

「体が変われば、心も変わる」
の良い例だなと思いました。

 

 

当院のご案内


医院名 スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前
所在地 〒631-0022
奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階
TELL 070-8404-5297
受付時間 10:00〜23:00
休診日 不定休
診療項目 はり/灸/整体/小児はり
駐車場 有り(1台)
アクセス 近鉄学園前駅から徒歩10分
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