前回、不登校の子供について記事を書きました。
\\\不登校児童に関する記事はこちらから///
この記事では親御さんにフォーカスして、思春期の子供の言動に苦悩する親というテーマで記事を書いていこうと思います。
・思春期の子供に苦悩する親は多い
・頭痛、めまい、止められないイライラは肩こりの解消で軽減する
・イライラの対処法として最適な運動
・鍼灸治療はイライラを軽減する
という内容となっています。
思春期の残酷な言葉に苦しむ母親
女の子は特に顕著
思春期の子供というのは実に残酷です。
特に女の子は顕著で、子供の思春期の言動に悩む親御さんのほとんどが女の子のお母さんです。
思春期の女の子の特徴として
・仲間外れにする
・噂を広める
・友人関係を操作する
・無視や陰口
といった、関係性攻撃を行うことが増えるという研究結果があります。
関係性攻撃とは「他者との関係や社会的地位を傷つけることを目的とした攻撃行動であり、身体的な暴力ではなく、人間関係を武器として使う間接的な攻撃形態」のことを指します。
友人関係における関係性攻撃(仲間外れ、陰口など)を行う思春期の子供は、家庭内でも攻撃的な言動を取ることがあります。
例えば
「産んでくれなんて頼んでない!」
といった暴言など、親を深く傷つける言葉を投げかけることもあります。
社会的地位の認識が高まることによって、このような行動が生まれるようです。
母親のダメージは深刻
当院に相談に来られるお母さんのダメージは深刻です。
・イライラが止まらない
・急に涙が出てくる
・首を動かすことができなくらいの筋肉の緊張
・頭痛、めまい、吐き気
等、看過できない症状ばかりです。
幸い、これらの症状は肉体に顕在化してくるので、鍼灸による症状の緩和が可能です。
問題(子供の思春期の問題行動)の根本的な決にはなっていませんが、不快な症状の軽減には役に立てています。
止まらないイライラの正体
ここで少し東洋医学的な視点医に立って、このイライラの原因について掘り下げてみましょう。
イライラするということを表現する言葉として「頭に血がのぼる」という言葉があります。
頭に血がのぼることを東洋医学では
肝火上炎(かんかじょうえん)
と表現されます。
これは、感情を司る肝の気が上に昇って燃え上がる様子を表現しています。
つまり気が上に溜まってしまうので、頭痛や肩こり、めまい、不安感といった上部の不調が出るのです。
ということは、首や肩の筋肉の緊張感を解いてあげれば、イライラはかなり軽減しますし、昂った神経を落とすことができれば、子供の残酷な言動にも冷静に対応することが可能となります。
母は弱る 子は育つ
思春期の暴言等は、肉体の変化が精神に影響をもたらす一時的なものです。
わかっていはいてもダメージは現実に積み重なっていきます。
母親も人間ですし、当然ですが歳を取って昔のように元気ではないかもしれません。
思春期のお子さんを持つ方は大体が30代後半から40代ではないでしょうか?
この年代の大人は、社会的責任が増してきたり、環境の変化が著しく、自分のことで精一杯になりがちな年代でもあるところに、子供から追い討ちを受けると、たまったものではありません。
プレ更年期に差し掛かってくる世代ともいえます。自分や弱っていくのに、子は育っていく。
子供の成長を実感するけれども、自分の衰えも感じてしまった余計に辛い時期です。
\\更年期が陥る謎の不調の正体について詳しく解説した動画はこちら//
健全な肉体が強靭な精神を維持する
東洋医学には「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。
「精神は肉体に支えられる。精神は肉体を支配する」という意味です。
つまり、肉体が強く健全であればそれに支えられる精神も強くいられるということです。
思春期を子供にもつ親世代は、自分の老いを痛感する世代でもあると思います。
ですから、ここで少しでも体を強くして、健全な精神を保っておく努力が必要になってきます。
おすすめはジムに行ってマシンを使って筋トレをすることです。ですが、すぐにジムに行くのも心理的ハードルが高いでしょうから、自宅でスクワットをする、ジョギングをする等でも構いません。
大切なのはしっかりと心拍数を上げて、自分を鼓舞することです。心拍数の上昇は気持ちを強め血の巡りを強めます。
怒りをエネルギーとして消化して、血を全身に巡らせるのです。怒りは悪いエネルギーではありません。体内に残すから悪いものになってしまうだけです。
終わりに
思春期の子供には、冷静な対話とコミュニケーションが必要です。
それは皆さんも分かっているはずです。
しかし、心身が限界の状態では、どんなに頭で分かっていても冷静に向き合うことはできません。
まずは親御さん自身の体と心を整えることが、結果的に子供との関係改善の第一歩となるのです。
子供の成長を感じるのに、自分の衰えを感じてしまう。
なんとも辛い時期ではあります。
ですが人生の通過儀礼であるともいえますし、自分の現状を知る良い機会ともいえます。
・歳をとった
・体力がなくなった
・何事も辛い
とネガティブに捉えるのではなく、現状を知り対策を立て、先の人生に思いを巡らせるきっかけの年代なのです。
今は辛くてそうは考えられないかもしれません。
そんな時はスクナビコナ鍼灸院奈良学園前を利用していただければ、今を闘う活力を取り戻す一助となることができます。
ご自身一人で抱えるのではなく、人の力を頼ってみましょう。
体を回復させれば、まだまだ戦えます。
一緒に頑張っていきましょう!
当院のご案内
院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階 |
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