40代以降、筋トレをすると何が変わるのか?

当記事を簡単に解説したYouTube動画はこちら↓↓

「最近、階段を登ると息が切れる…」
「昔より疲れやすくなった気がする…」

そんな変化を感じ始める40代。
実はこのタイミングで、“あること”を始めておくかどうかが、その後の10年、20年の健康を大きく左右します。

それが──筋トレです。


■なぜ40代から筋トレが必要なのか?

私たちの筋肉は、20代をピークに徐々に減少し始め、 特に40代以降は加速度的に筋肉量・筋力が低下していくことが分かっています。

この現象は「サルコペニア」と呼ばれ、 2010年に欧州老年医学会が定義づけた疾患の一つでもあります。

参考文献:Rosenberg IH. “Sarcopenia: origins and clinical relevance.” J Nutr. 1997

何も対策をしなければ、 年に約1%ずつ筋肉は失われ、 70代には20代の半分近くにまで減少してしまうこともあるのです。


■筋肉が減ると、何が起きるのか?

筋肉の減少は、見た目の変化だけにとどまりません。

・代謝が落ちて太りやすくなる
・疲れやすくなる
・姿勢が崩れやすくなる
・肩こり
・腰痛などの不調が出やすくなる
・転倒や骨折のリスクが上がる
・糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる

これらは、すべて“筋力の低下”に起因する可能性があるのです。

実際、2014年に発表された米国の大規模研究では、
「筋トレを習慣化している中高年は、そうでない人に比べて死亡率が30%以上低い」
という驚くべき結果も示されています。

参考文献:Ruiz JR et al. “Muscular strength and mortality in men: prospective cohort study.” BMJ. 2008


■筋トレで得られる“実際の変化”

では、40代から筋トレを始めると、どんな変化が起きるのでしょうか?

以下は、科学的に示されている主な効果です

・筋肉量と筋力の回復(週2~3回の継続で明確に)
・基礎代謝の向上 → 太りにくい体質に
・姿勢の改善 → 肩こりや腰痛の軽減
・骨密度の維持 → 骨粗鬆症予防
・メンタルの安定 → セロトニン分泌の促進
・睡眠の質の向上

特に女性にとっては、更年期以降のホルモンバランスの変化に伴う骨密度低下や筋肉量の急減を防ぐ意味でも、 筋トレはまさに「守りの習慣」と言えます


■自宅トレーニング vs. ジム通い

「筋トレ=ジム通い」というイメージがありますが、 実際には自宅でも十分なトレーニングは可能です。

・スクワット
・ヒップリフト
・腕立て(膝つきでもOK)
・プランク
など、自重トレーニングでも成果は出ます。

しかし──

40代から本気で体を変えたいのであれば、 「ジムに通う」ことを一度、真剣に検討する価値があります。

ジム通いのメリットは大きく3つあります:

負荷調整がしやすい マシンやダンベルを使うことで、筋肉にかける負荷を段階的に高めていけます。 特に自重では鍛えづらい「背中」や「下半身」の深部筋肉にも、効率よくアプローチできます。

継続のモチベーションになる 環境が変わることで「やる気スイッチ」が入りやすくなります。 周囲にトレーニングしている人がいることで、刺激にもなります。 「お金を払っている」という意識も、継続力を高める要因のひとつです。

正しいフォームが身につく 初期の段階で専門トレーナーにフォームを確認してもらえることで、怪我を防ぎ、効率的な筋肉の成長が期待できます。


■筋トレは「やった人だけが老けにくくなる」

加齢は誰にも止められません。 けれど、見た目の衰えに対しては、対策が可能です。

筋トレは、いわば40代以降の“健康保険”。

やっていない人とやっている人では、5年後・10年後の見た目も体調も、まるで違ってきます

40代からの筋トレは、もはや選択肢ではなく“義務”とすら言えるのです。

ジムを上手に活用しながら、習慣化していくことが、これからの自分の体と心を守る最大の武器になります。


当院のご案内


医院名 スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前
所在地 〒631-0022
奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階
TELL 070-8404-5297
受付時間 10:00〜23:00
休診日 不定休
診療項目 はり/灸/整体/小児はり
駐車場 有り(1台)
アクセス 近鉄学園前駅から徒歩10分
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