鍼灸治療は痛いのか?

鍼治療は痛いのか?切り込んで解説します

鍼灸治療と聞けば、まず頭に浮かぶのが
「痛いんじゃないの?」
ということだと思います。

これが非常に答えづらい質問でして、
「無痛ではないけど、「痛い」と認識するほどでもないし…」
という感じなのです。

鍼灸治療を受けた人の意見でも
「全然痛くなかったよ」
という人もいれば
「痛くてもう二度と受けたくない」
という人もいます。

この違いなどこからくるのでしょうか?

この記事ではこの鍼灸治療の「痛み」について切り込んでいこうと思います。

透明の管から5mm飛び出した分のみ、刺します
鍼を刺す様子
5mm刺した後の様子
鍼を刺す様子

スクナビコナ鍼灸院奈良学園前の鍼治療は、上の写真の様に5mm刺すだけですが、これでも受け手によっては「痛い」と感じる時もあります。

「痛い」としても、不快に感じる痛みというより、「痛い」を許容できる程度の「痛み」といえばわかりやすいでしょうか?

「痛い」はどの程度から?受け手の経験によっても変化する「痛み」

一口に「痛い」といっても、その感じ方は人それぞれなところがあります。

痛みに強い人もいれば、痛みに敏感な人もいます。

ちなみに私は痛みに非常に敏感で、柔道の現役の時も、全く負傷していない時はそこそこ強かったですが、捻挫などのちょっとした痛みを抱えてしまうと、途端に格下の選手にも負けてしまうくらいの繊細さんでした。

おかげで試合前になると非常に丁重に扱ってもらえましたが。

関係ない話は置いておいて、
人によって痛みに対する受容の度合いは全く違います。

よく、男性は痛みに弱く、女性は痛みに強いと言われますが、臨床においても確かにその傾向はあるように思います。

これは女性が美容施術等を受けるに際して、ピーリングや歯のホワイトニング等、鍼よりも明らかに痛い施術を受け慣れていることに由来しているからだと思います。

男性については、これは単に私の経験によるものですが、細身の男性は痛みに強い様な気がします。

筋骨隆々とした男性は、意外と鍼や注射といった痛みを苦手にしているように思いますね。

スポーツで感じる「痛み」と、治療行為に伴う「痛み」は違うのかもしれません。

施術者や使う道具、技術によっても変わる「痛み」

鍼灸師の技量によっても、「痛み」の感じ方は変わります。

雑な打ち方をする鍼灸師の鍼は痛いですし、丁寧な人はそうでもありません。

また、鍼は細ければ痛くないのか?というとそうでもありません。

一般的に使われいてる鍼灸の鍼は、太さが0.14mm〜0.2mmの間くらいです。

この太さであれば、どの鍼を使っても感じる痛みの度合いは同じです。

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ディスポーザブル鍼

 

しかし、少し前からInstagramで有名人が受けて流行っている「ルート治療」というものをご存知でしょうか?

これは、太く長い鍼を大量に刺す方法ですが、これは明確に「痛い」です。

有名人が受けているので、興味がそそられる気持ちはわかりますが、おすすめしません。

ルート治療に使用する鍼は0.45mm〜で、通常の鍼の4倍です。これでは太すぎます。

その鍼を美容鍼と銘打って顔に使っていますが、痕が残る恐れもあります。

神経に当てるとめちゃくちゃ痛い

鍼灸師の方針によっては、深くさしてしばらく留める、という方法をとる人もいます

これ自体は「置鍼」といって、昔からある技法なのですが、なぜか最近はこの置鍼をする時は「深く刺す」とセットになってしまっています。

深く鍼を刺すと、やはり受け手側は異物感を覚えます。

その状態でしばらく動かずじっとしているわけですが、鍼に慣れていない人は結構怖いのではないでしょうか?

この、深く刺す理由ですが、電気を流す治療をする場合は、その電気治療器のメーカーの推奨としては、最低1cm刺入しましょう、となっていることが多いからだと思います。

特に最近の鍼は刺入の際に滑りが良くなるようにシリコンでコーテイングされていて、入りやすく、抜けやすくなっています。

そのため、電気を流した時に抜けてしまわないよう、推奨深度よりも深く刺す傾向にあるのだと思います。

電気治療器を使用する鍼灸院は、鍼を深く刺す傾向にある、と考えて良いと思います。

それより何より、深く刺すことの怖さは、神経に鍼を当ててしまうおそれがあることです。

お尻や脚などは、脂肪と筋肉が厚いので深く刺しがちですが、そうなってくると鍼も通常よりも長い鍼を使うことになります。

そうなると、グイグイ鍼を進めている内に深層の神経に当ててしまう、ということが起こります。

鍼が神経に当たると、電撃が走った様な痛みで、体が跳ね上がるくらい痛いです。

私は過去に何度かこの経験があるので、深く刺す鍼灸院には行かない様にしています。

ちなみに当院では、5mmしか刺しませんので、神経に当たることはありませんので、ご安心ください。

終わりに

少し色々なところに話が飛んでしまいましたが、つまりは

チクッとする。
ただ、それを「痛い」と感じるかどうかは人によって違う

という何とも無責任な内容になってしまいました。

ただ、浅く刺す程度の鍼ならば、多くの人が許容できる程度である、という点は覚えておいていただければと思います。


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当院のご案内


院名 スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前
所在地 〒631-0022
奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階
TELL 070-8404-5297
受付時間 10:00〜22:00
休診日 不定休
診療項目 はり/灸/美容鍼
駐車場 有り(1台)
スクナビコナ鍼灸院駐車場イラスト
アクセス 近鉄学園前駅から徒歩10分
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