更年期症状でよく言われる「不定愁訴」
これは
患者さん本人がさまざまな体調不良や不快感(愁訴)を訴えているにもかかわらず、病院で検査をしても、その症状を客観的に説明できる明確な病変や異常所見が見つからない状態
を指す言葉です。
これらは、これまでの臨床上肩こりが発端となっていることが多いです。
もう少し詳細に説明すると、自律神経の過緊張が原因となっています。
自律神経の過緊張に伴う肩こりについてはこちらの記事をご覧ください。
・集中力が続かない ・頭が回らない ・物の名前が出てこない ・記憶力が低下した気がする ・脳の処理速度が落ちた気がする このような症状に心当たりはないでしょうか? これらはブレインフォグと言われている症状で、昨今悩まされ[…]
この記事では更年期を苦しめる不定愁訴と、これを解消するのに肩こり症状の治療が効果的である点について記していきます。
不定愁訴は何故起こる?
更年期のメカニズム
更年期における不定愁訴はなぜ起こるのでしょうか?
私は婦人科の医者ではないので、あまり突っ込んでは解説しませんが、一般的に言われている理由を少し解説します。
・脳が卵巣に対して女性ホルモンの分泌を指令する。
↓
・加齢により卵巣は指令通りの量を分泌できない
↓
・脳は指定した量が分泌されていないことを察知し、さらに指令する
↓
・分泌能力自体が低下しているため応答できない
↓
・脳は混乱して神経が乱れていく
といった流れが更年期の不調の大まかな原因です。
更年期の不調は男性にもある
更年期といえば、女性のものといったイメージがありますが、男性にもあります。
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、その他には体脂肪からもごく微量ですが分泌されています。
しかし体脂肪から分泌される量は脳が求める量には到底満たないので、やはり更年期症状は出てしまいます。
しかし、男性の性ホルモンは精巣のほかに筋肉からも分泌されます。
男性は元々筋肉量が豊富なので、なかなか更年期症状に見舞われにくいのです。
ただ、最近の成人は運動不足が顕著なので、筋肉量が少なく、更年期症状に悩まされる人も多いです。
あなたの周りに妙にカリカリしていたり、うつ症状のように落ち込んだり、情緒が不安定だったりといった症状に悩まされている人はいないでしょうか?
肩こりを解消するとなぜ不定愁訴は軽減する?
更年期症状のメカニズムは上記で解説しました。
脳が混乱をして神経を昂らせることによって、生じています。
神経を昂らせるというのは、つまりは交感神経を昂らせることです。
・集中力が続かない ・頭が回らない ・物の名前が出てこない ・記憶力が低下した気がする ・脳の処理速度が落ちた気がする このような症状に心当たりはないでしょうか? これらはブレインフォグと言われている症状で、昨今悩まされ[…]
この記事にも書きましたが、交感神経は主に首から全身に伸びています。
女性ホルモンが脳の指令通りの量を分泌しないので、神経が乱れ交感神経がどんどん昂っていきます。
すると、交感神経の大元である首や肩の筋肉はその影響をダイレクトに受け、神経の昂りに同調するように硬く緊張していきます。
つまり、肩こりは交感神経の昂りの指標となっているともいえます。
ということは、肩こりを解消すれば、昂った神経は落ち着き、不定愁訴と言われる様々な深い症状が軽減するということです。
不定愁訴の根本的な解決にはなっていないかもしれませんが、辛い更年期の症状を軽減して快適に過ごせるというのはかなりのメリットと言えるのではないでしょうか?
トリガーポイント療法が交感神経を鎮める理由
根源に作用する
スクナビコナ鍼灸院奈良学園前が施術するトリガーポイント療法は、緊張の根源に対して作用します。
鍼や指を使って、緊張を生み出す根源を刺激し、緊張を解いていきます。
トリガーポイント療法の最大の特徴は
「めちゃくちゃ気持ち良い」
ことです。
鍼や指がその緊張の根源に触れたとき
体の芯に響くような快感
を得られます。
これは首や肩だけではありません。
腰痛のトリガーポイントを刺激すると、足の先まで痺れるような気持ちよさを得ることができます。
精神的な安心感を得ることができる
トリガーポイントに触れらたとき、人はなぜか安心します。
それはおそらく、不調の原因となっていた場所が判明し、それを解消する方法までも見つけたからではないかと推察しています。
解放感とも言い換えることができるのではないでしょうか。
この精神的解放は、自律神経の治療において非常に重要です。
自律神経(交感神経)の興奮は、肉体的なものだけでなく、ストレスや環境といった精神的なものにも反応するからです。
精神的なリラックすを得る方法として、アロマやヨガが挙げられます。
アロマやヨガを批判するわけではないありませんが、これらは今ある深い症状を誤魔化しているだけで、改善してはいるわけではありません。
自律神経の不調のような強烈な不快感は、誤魔化しきれない時が必ずきます。
その時に頼れる方法があるというのは、精神的にも安定するのではないでしょうか。
終わりに
当院の施術は、気持ちよさを最優先としています。
痛みは神経を興奮させ、施術効果をなくしてしまいます。
ですから、当院の施術はこれまでの鍼灸治療のイメージとは少し違うかもしれません。
気持ちよさと神経の安定を追求した当院の施術をぜひお選びいただければと思います。
「このような症状は対応しているのかな?」
と思われる方には、LINEでの無料相談も承っておりますので、気兼ねなくご利用ください。
当院のご案内
| 院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
| 所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町20201207−22FUN2階 |
| TELL | 070-8404-5297 |
| 受付時間 | 10:00〜22:00 |
| 休診日 | 不定休 |
| 診療項目 | はり/灸/美容鍼 |
| 駐車場 | 有り(1台)![]() ![]() |
| アクセス | 近鉄学園前駅から徒歩10分 |
| 院の内観 | 内観写真はこちら |
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