病院で「異常なし」と言われて不安を抱えていませんか?
「急に胸がドキドキして息苦しくなり、慌てて内科を受診したけれど、心電図や血液検査では『異常なし』と言われた」
このような経験をして、安心するどころか
「じゃあ、この苦しさは何が原因なの?」
「一生治らないのでは?」
と、かえって不安を募らせている方は少なくありません。
病院の検査で異常が見つからない動悸や息苦しさの多くは、自律神経の乱れによる「機能的」な不調である可能性が高いです。
実はこの状態は、東洋医学だけでなく西洋医学の側でも
「心臓神経症」や「過呼吸症候群(パニック障害)」
として、以前から認識されてきた現象です。
この記事では、検査に表れない不調が起こる医学的なメカニズムと、東洋医学がそのような症状の改善に力を発揮できる理由について解説します。
なぜ苦しいのに、病院の検査では「異常なし」になるのか?
病院で行われる画像診断(レントゲンやMRI)や血液検査、心電図などは、臓器そのものが壊れていたり、病原菌に感染していたりする「器質的(きしつてき)な異常」を見つけることに特化しています。
心筋梗塞や不整脈、肺の疾患などが隠れていないかを確認するため、病院での検査は非常に重要です。
「異常がない」ということは、あなたの心臓や肺といった「臓器の構造そのもの」には危険な病気がないという証明であり、まずは安心できる材料でもあります。
しかし、臓器の構造に問題がなくても、臓器を動かすシステムに問題が起きていれば不調は現れます。
これを「機能的(きのうてき)な異常」と呼びます。
胃腸や心臓、肺の働きをコントロールしているのは「自律神経」です。
カメラや数値では自律神経の疲労具合までは写し出せないため、結果として「異常なし(=気のせい、ストレスでしょう)」と片付けられてしまうことが多いのです。
「心臓神経症」「過呼吸症候群」として医学的にも認識されている
この「検査では異常がないのに苦しい」という状態は、実は西洋医学の中でも古くから知られている症状群です。
公益財団法人・日本心臓財団の解説でも、
心臓に関わる症状(胸痛・動悸・息切れ)
のうち原因が特定できないものの代表例として「胸痛症候群」や「過呼吸症候群(パニック障害)」が挙げられています。
突然の息苦しさと激しい動悸で救急受診をしても、心電図・血液・頭部CTなどの検査ではっきりした異常が見つからないケースは、実際に多く相談が寄せられているとされています。
また医療情報サイトのメディカルノートでは、胸の痛みや呼吸苦、動悸などの症状がありながら検査で異常が認められないものを「心臓神経症」と呼び、不安やストレス、抑うつ状態と関連していることが多いと説明されています。
診断は循環器・呼吸器・消化器の疾患を一通り除外したうえでなされるため、「検査で異常なし」という結果そのものが、機能的な不調を疑う根拠のひとつになるのです。
つまり、「異常なし」と言われた後に感じる苦しさは、気のせいではなく、医学的にも名前がついている状態だということです。
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動悸や息苦しさと「自律神経」の関係
では、なぜ自律神経が乱れると動悸や息苦しさが起こるのでしょうか?
そこには生理学的なメカニズムが存在します。
自律神経には、体を活発モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」があり、
この2つがシーソーのようにバランスを取りながら無意識下で体を制御しています。
交感神経の過剰な働きが動悸を生む
過労、睡眠不足、精神的なストレスなどが重なると、脳の視床下部という部分が危険を察知し、交感神経を過剰に働かせます。
すると、副腎髄質からアドレナリンが血液中に多く分泌されるほか、交感神経の末端からはノルアドレナリンが心臓など各臓器へ直接放出されます。
これらの神経伝達物質・ホルモンが心臓の受容体に結びつくと、心拍数を強制的に上げるように働きます。
運動をしていないのに全力疾走しているような状態になり、これが「原因不明の動悸」の一因と考えられています。
呼吸を浅くする筋肉の緊張
交感神経が優位な状態(戦闘モード)が続くと、体は常に力が入った状態になります。
特に首、肩、胸周り(肋間筋や横隔膜)の筋肉が硬く緊張します。
呼吸をするとき、本来はこれらの筋肉がしなやかに動いて肺を広げますが、筋肉がこわばっていると肺が十分に膨らみません。
その結果、取り込める酸素の量が減り、
「息が深く吸えない」
「息苦しい」
といった症状として現れやすくなります。
東洋医学が「原因不明の不調」に向き合える理由
西洋医学では、数値に表れない機能的な不調に対して「経過観察」や、心療内科での抗不安薬・精神療法が中心になることが多くあります。
一方で、東洋医学は古くからこのような「未病(みびょう:病気になる手前の状態)」へのアプローチを重ねてきました。
「気・血・水」の巡りから原因を紐解く
東洋医学では、人間の体は「気(エネルギー)」「血(栄養)」「水(潤い)」の3つの要素が体内をスムーズに巡ることで健康が保たれると考えます。
動悸や息苦しさは、ストレスや過労によってエネルギーの流れが滞る「気滞(きたい)」という状態と関係が深いとされています。
気が胸のあたりで詰まると、胸の圧迫感や呼吸の浅さを引き起こすと考えられています。
また、心臓の働きを支える血が不足する「心血虚(しんけっきょ)」という状態でも、動悸や不安感が強くなるとされます。
東洋医学では、「心臓」という単一の臓器だけを見るのではなく、
「なぜそこがスムーズに働いていないのか」
という全身のバランス(体質)を見極めてアプローチしていきます。
鍼灸施術による働き
「ツボに鍼(はり)を刺すだけで、なぜ自律神経に変化が出るの?」
と疑問に思うかもしれません。近年では、鍼灸の作用についても研究が進められています。
- 脳へのフィードバック:鍼の刺激が皮膚や筋肉の感覚神経を通じて脳(視床下部など)に伝わることで、過剰な交感神経の働きが抑えられ、リラックスを促す副交感神経が活性化しやすくなることが報告されています。
- 血流の改善と筋肉の弛緩:鍼の刺激は、局所的・全身的な血流の改善に寄与するとされています。胸や背中、首周りの硬くなった筋肉(呼吸筋)がゆるむことで、深く呼吸をしやすくなることが期待できます。
- 心身の落ち着き:鍼灸の刺激により、エンドルフィンなど鎮痛・リラックスに関わる物質の分泌が促されるとの報告もあり、不安感の緩和につながる可能性が示唆されています。
スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前でのアプローチ
病院で「異常なし」と言われた動悸や息苦しさは、気のせいでは片付けられない、体からの大切なサインです。
当院では、検査の数値だけでは分からないお身体の状態を、東洋医学の考え方と丁寧なカウンセリングによって読み解いていきます。
指圧整体法を用いた触診による体質チェック
全身を指圧しながら触診を行なっていき、気や血がどこで滞っているのか、どの経絡(ツボの道筋)へアプローチすべきかを見極めます。
痛みの少ない、自律神経に働きかける鍼灸施術
無理に強い刺激を入れることはありません。副交感神経の働きを促すツボ(手足や背中など)へ優しくアプローチし、硬くなった胸周りの緊張をほぐしていきます。
安心できる空間でのサポート
「また発作が起きたらどうしよう」
という不安感自体が、さらなる自律神経の乱れにつながることがあります。
じっくりとお話を伺いながら、心身ともにリラックスできる環境をご提供します。
病院で検査を受けた上で、それでも続く辛い症状にお悩みであれば、東洋医学(鍼灸)が選択肢のひとつになり得ます。
一人で不安を抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
参考:公益財団法人 日本心臓財団「心臓に関わる症状(胸痛、動悸、心臓神経症など)」、メディカルノート「心臓神経症について」
当院の全体的な施術内容や対応症状については
[奈良学園前の肩こり・首こり専門施術ページ]
で詳しく解説しています。」
当院のご案内
| 院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
| 所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町2−22FUN2F |
| TEL | 070-8404-5297 |
| 受付時間 | 10:00〜22:00 |
| 休診日 | 毎週木曜日 |
| 診療項目 | はり/灸/美容鍼 |
| 駐車場 | 有り(1台)![]() |
| アクセス | 近鉄学園前駅から徒歩10分 |
| 院の内観 | 内観写真はこちら |
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