更年期は「第二の思春期」。心身のゆらぎを理解し、鍼灸で辛い症状を和らげる方法

更年期との向き合い方について、臨床の現場で面白いことに気がつきました。

30代後半から40代中盤くらいまでの方は、肩こりや疲労感、ホットフラッシュ等の症状を感じると
「更年期がとうとう来たかって感じです。気持ちも少し落ち込みやすくなってきた」
と、プレ更年期であることを認識しています。

しかし、40代後半から50代にかけての方は、同じ様な症状であっても
「原因がわからない。色々な病院に行ったが更年期だとしか言われない。でも違うと思う」
というように、自身が更年期以外の疾患ではないかと疑っていることが多いのです。

この認識の違いはどうして起こるのでしょうか?

そしてこの辛い症状の緩和は可能なのでしょうか?

世代によって認識が異なる3つの理由

1.ホルモン変動の性質と症状の出方の違い

30代後半〜40代前半(プレ更年期):エストロゲンの「ゆらぎ」が原因

認識:「更年期かも」

この時期はまだエストロゲンの量が急激に減るのではなく、「ゆらぎ」が大きくなることが特徴です。

「ゆらぎ」とは、通常であるときもあるが、そうでない時もある。
つまりホルモン分泌能に波がある状態のことです。
医学的には「閉経移行期」と呼ばれる時期にあたり、卵巣機能が少しずつ低下し始めることで、脳(視床下部)からの指令通りにホルモンが分泌されなくなり、その混乱が自律神経の乱れとして表面化すると考えられています。

なお「プレ更年期」という言葉自体は、メディア等で広まった通称であり、正式な医学用語ではありません。
医学的な「更年期」は卵巣機能の低下があるかどうかで判断されるため、生理周期が安定している30代の方の不調は、厳密には更年期以外の要因も考えられます。
ただ、臨床の実感としては、この時期からホルモンの波によるゆらぎ症状を訴える方は少なくありません。

ホルモン分泌能が不安定になるため、急な変動が生じた場合、PMSの悪化や自律神経系の混乱(イライラ、不眠、体調不良)を招きやすくなります。

40代後半〜50代(更年期本番):エストロゲンの「低下」が主体

認識:「うつか、別の病気かも」

この時期はエストロゲンが本格的に低下し、様々な全身症状(ホットフラッシュ、倦怠感など)や、精神症状(抑うつ、意欲低下)が強く現れます。

特に精神症状は、更年期うつとして語られることも多く、気分の落ち込みが症状の中心になると、本人も「更年期の症状」というより「心の病気」「精神的な問題」であると認識しやすくなります。

つまり同じ「エストロゲンの変化」であっても、「波がある時期」と「下がりきる時期」とでは体の受け止め方がまったく異なり、これが世代による認識の差を生む一つ目の理由です。

2.更年期症状と鑑別が必要な疾患の存在

40代後半から50代は、更年期症状と非常によく似た症状を示す別の疾患が発症しやすい年代でもあります。
症状が重い人ほど「別の深刻な病気ではないか」と考える傾向があります。

甲状腺疾患

特にバセドウ病(甲状腺機能亢進症)橋本病(甲状腺機能低下症は、女性に多く、更年期と同じように「動悸」「発汗」「イライラ」「倦怠感」「むくみ」などの症状を引き起こし、うつ病や更年期症状と間違われやすいことが多くの医療情報で指摘されています。
こうした疾患は血液検査で判別できるため、症状が強く長引く場合は、婦人科だけでなく内科・甲状腺専門外来での検査も選択肢に入れると安心です。

うつ病・不安障害

この年代は、子どもの自立(空の巣症候群)、親の介護、仕事上のストレスなど、社会的ストレスもピークになりやすく、更年期による精神的な不安定さが加わることで、本当のうつ病不安障害を併発するリスクが高まります。

3.社会的・心理的要因の存在

30代後半は「更年期はまだ先だが知識として知っている」ため、不調の原因を予想しやすい。

50代の女性は、以前の
「更年期は我慢するもの」
「更年期は人それぞれ」
という風潮の中で過ごしてきたため、自分の症状が生活に支障をきたすほど重い場合、
「これは更年期の範疇を超えている」
と感じ、「鬱」や「別の病気」という言葉にたどり着きやすい傾向があります。

更年期症状は交感神経の過緊張。体を脱力することで症状は緩和する

更年期症状の原因はエストロゲンの分泌低下ですが、さらに突き詰めれば、ホルモンが規定量分泌されないことによって自律神経が過緊張に陥っているためです。

マッサージや鍼を用いて施術をすることで、肉体と神経がリラックスし、
昂っている神経が落ち着きを取り戻し、不快症状がかなり緩和します。

もちろん、これは一時凌ぎに過ぎませんが、一時的にでも辛い更年期症状から解放される時間を作ることは、日々を乗り切るうえで大きな意味を持つのではないでしょうか?

更年期は第二の思春期のようなもの。いつか必ず終わりは来る

性ホルモンの増加による不快症状に見舞われるのが、思春期

性ホルモンの低下によって不快症状に見舞われるのが、更年期です。

増加か低下の違いはありますが、どちらも不快症状に見舞われ、時間の経過とともに解放されます。

更年期は病気ではありません。

人間が次のステップを迎えるための通過儀礼のようなものです。

ただし、「いつか終わる」ということは、「今は我慢するしかない」ということではありません。

思春期を辛いまま過ごすか、周りのサポートを受けながら乗り越えるかで日々の過ごしやすさが変わるように、更年期も、その時々の辛さを鍼灸などで小まめに緩和しながら過ごすことで、通過するまでの体感は大きく変わります。

上手に付き合うことで、さらに一皮剥けた大きな人間となれるはずです。

スクナビコナ鍼灸院奈良学園前では、この様な辛い更年期症状にお悩みの方の症状緩和のサポートをしております。

「この症状は更年期かな?」

と思われた方は、当院の公式ラインで無料相談をしておりますので、お気軽にご相談ください。

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「更年期の不調は、精神的・肉体的疲労などが複雑に関係しています。
当院の更年期にの不調に対する施術内容については
[スクナビコナ鍼灸院奈良学園前の更年期不調専門施術ページ]
で詳しく解説しています。」

 

 



当院のご案内


院名スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前
所在地〒631-0022
奈良市鶴舞西町2-22FUN2階
TELL070-8404-5297
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休診日不定休
診療項目はり/灸/美容鍼
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