不眠、中途覚醒、早期起床等、大人になると休息手段である睡眠自体に問題が生じてきます。
かくいう私も、お酒を飲まないと眠れません。
お酒を飲みたいのではなく、「眠る為に酒を飲む」状態です。
時々ドリエル等睡眠導入剤を利用したりもしますが、これではなかなか眠れません。
鍼灸の臨床に立っていても、同じような不眠症状で悩んでいる方はとても多いです。
特に男性に多く、40代から50代の男性に特に顕著です。
この年代は社会的責任が重くなったり、身内の不幸が起こり始めたりと、自分ではどうしようもないストレスにさらされる世代でもあります。
確かにそうではありますが、それだけでしょうか?
不眠の原因とはなんなのでしょうか?
昼間は眠いのです。
しかし、夜布団に入ると急に頭の中が冷静になってきて全く眠たくなくなる。
「自律神経の不調」と片付けられる状態ではありますが、果たして自律神経だけでしょうか?
自律神経なんて、結局は自分でどうにもできないものです。
これを原因だと言われても、「だからなんなの?」となってしまいます。
そこで考えたのです。
なぜ眠れないのか?
昔と今では何が違うのか?と。
あれやこれやと思考をいじくり回してたどり着いたのが、
「生活にワクワク感が足りてないんじゃないか?」
というなんとも間抜けな回答が出てきました。
しかし、案外的外れでもないような気もします。
大人になると、人生のゴールが見えてきます。
しかし、子供の頃は自分の人生にゴールがあることすら考えず、ただ希望のみを抱いて生活をしていました。
「明日はきっと良いことがある」
などと考えながら生きていました。
しかし大人になると、ゴールがうっすらと見えてきて、将来の展望は子供の頃の漠然としたものではなく、かなり明確なものとなってきます。
すると「何かミラクルが起こるかも」といったワクワクがなくなってきます。
ミラクルなど起こるはずがないとこれまでの経験から知ってしまっているからです。
すると生活は平坦なものになりワクワクもなくなります。
退屈が続くと将来の展望も薄くなり、一日に満足できず
「まだ一日を終えるほど満足していない」
という考えが頭をめぐり、眠れなくなるのではないかな、と思います。
ですから、趣味を持つことは大切だと言われるのだと思いました。
趣味を持つと、社会や日常生活から離れた非日常を味わえ、少しのワクワクを補充できるからです。
私はアクアリウムが趣味ですが、アクアリウムは意外とやることがなくて、ある程度水槽環境が落ち着いてくると後は放置するだけなので、あまりワクワク感はありません。
もう一つが資格試験の勉強ですが、これがなかなか良いです。
別に資格を取得して仕事にしたいと思っているわけではなくて、
その資格試験に合格して攻略した!という気持ちになれるからです。
そして合格の為に効率的に進めていき、試験というボスに挑む。
ゲームをしているかのようなワクワク感があります。
今私は、無謀にも司法予備試験に挑もうとしています。
しかも、お金を極力かけず携帯のアプリだけで可能な限り攻略できないかなと思っています。
そういう想像をしただけでワクワクして、眠りは少し改善されているかもしれません。
皆様もぜひ昔感じたようなワクワク感を見つけてみませんか?
意外なところにワクワクを感じられるかもしれませんよ!
当院のご案内
| 院名 | スクナビコナ鍼灸院 奈良学園前 |
| 所在地 | 〒631-0022 奈良市鶴舞西町2−22FUN2階 |
| TELL | 070-8404-5297 |
| 受付時間 | 10:00〜22:00 |
| 休診日 | 不定休 |
| 診療項目 | はり/灸/美容鍼 |
| 駐車場 | 有り(1台)![]() |
| アクセス | 近鉄学園前駅から徒歩10分 |
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